育毛剤と発毛剤は何が違う?頭皮ケアと薄毛対策の基本

抜け毛が増えた気がする。以前より分け目が目立つようになった。髪のハリやコシが変わってきた。

そんな変化を感じて「育毛剤」を調べてみると、よく似た言葉として「発毛剤」が出てきます。どちらも髪の悩みに使われるものですが、日本では同じカテゴリーの商品ではありません。

育毛剤と発毛剤には、制度上の分類や認められている効能、成分、購入方法などに違いがあります。自分に必要なケアを考えるためにも、まずは髪が生え、抜けていく仕組みから見ていきましょう。

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髪はどのように生え、抜けていくのか

髪は、皮膚の中にある「毛包」という器官でつくられています。毛包の下部には毛母細胞があり、その周囲には毛乳頭など、髪の成長に関わる組織があります。

一本の髪がずっと伸び続けるわけではありません。髪には「ヘアサイクル」と呼ばれる周期があり、成長を続ける成長期、成長が止まっていく退行期、毛包が休む休止期などを経て、やがて抜け落ちます。

それぞれの毛包が異なるタイミングでこのサイクルを繰り返しているため、健康な状態でも髪は日常的に抜けています。シャンプーやブラッシングのときに髪が抜けたからといって、それだけで薄毛になっているとは限りません。

一方で、加齢やホルモンなどさまざまな要因によってヘアサイクルが変化すると、髪が十分に太く長く成長する前に抜けるようになることがあります。その状態が続けば、一本一本が細く短くなり、全体としてボリュームが減ったように見えることがあります。

 

「抜け毛がある」と「薄毛である」は同じではない

抜け毛そのものは、髪の生え変わりに伴って起こる自然な現象です。そのため、「抜け毛がある=薄毛」と単純に考えることはできません。

薄毛を考えるときには、抜けた本数だけではなく、髪の太さや密度、以前との変化なども関係します。また、男性型脱毛症(AGA)や女性型脱毛症、円形脱毛症など、医学的な対応が必要になる脱毛症もあります。

髪が抜ける原因をすべて「頭皮の血行が悪いから」「頭皮環境が乱れているから」と説明することもできません。遺伝的な要因やホルモン、加齢、疾患など、薄毛や脱毛にはさまざまな背景が考えられます。

だからこそ、日常の頭皮ケアで対応する範囲と、医薬品や医療機関による治療を検討する範囲を分けて考えることが大切です。

 

頭皮ケアでできること

日常的な頭皮ケアでは、頭皮を清潔に保ちながら、必要なうるおいを守り、強い刺激を避けることが基本になります。

皮脂や汚れが気になるからといって過度に洗ったり、爪を立てて強くこすったりする必要はありません。頭皮も皮膚の一部です。洗浄と保湿のバランスを考えながら、無理なく続けられるケアを選ぶことが大切です。

頭皮マッサージについても研究が行われています。2016年に発表された日本の研究では、健康な男性9人が専用器具を使った1日4分の頭皮マッサージを24週間続けたところ、毛髪の太さに変化が認められました。あわせて行われた細胞実験では、伸展刺激を受けた毛乳頭細胞で、毛周期に関係する遺伝子発現の変化も観察されています。

ただし、対象者は9人という小規模な研究です。この結果だけから「頭皮マッサージをすれば髪が生える」と考えることはできません。頭皮マッサージは発毛治療の代わりではなく、日々の頭皮ケアの一つとして捉えておくのがよいでしょう。

 

育毛剤とは?

日本で「育毛剤」として販売されている製品の多くは、医薬部外品です。

医薬部外品の育毛剤には、有効成分が配合され、承認された範囲で効能・効果を表示することができます。育毛剤について認められている効能・効果には、「育毛」「薄毛」「かゆみ」「脱毛の予防」「毛生促進」「発毛促進」「ふけ」「病後・産後の脱毛」「養毛」があります。

ここで少し紛らわしいのが、育毛剤にも「発毛促進」という言葉が使われることです。

「発毛促進」と表示されているからといって、医薬品である発毛剤と同じものになるわけではありません。育毛剤はあくまで医薬部外品として認められた効能・効果の範囲で使われる製品であり、医薬品とは制度上の位置づけが異なります。

育毛剤を選ぶときには、「髪が生えるかどうか」だけで考えるのではなく、どのような有効成分が配合され、どのような効能・効果が認められている製品なのかを確認することが大切です。

 

発毛剤とは?

一方、市販されている代表的な発毛剤は医薬品に分類されます。

現在、日本で一般用医薬品の発毛剤に使われている代表的な有効成分がミノキシジルです。ミノキシジルを配合した発毛剤は第1類医薬品であり、壮年性脱毛症における発毛、育毛、脱毛の進行予防などを目的として使用されます。

日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では、ミノキシジル外用は男性型脱毛症・女性型脱毛症の双方について推奨度A、「行うよう強く勧める」と評価されています。

ただし、医薬品である以上、誰でも同じように使えばよいわけではありません。使用できる対象や用法、副作用などを確認し、必要に応じて薬剤師や医師へ相談することが重要です。

 

育毛剤と発毛剤の違いを整理すると

項目育毛剤発毛剤
主な分類医薬部外品医薬品
位置づけ育毛、脱毛予防、毛生促進、発毛促進など承認された範囲のケア壮年性脱毛症などを対象とした発毛・育毛、脱毛進行の予防
代表的な成分センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウムなどミノキシジル
購入通販や店舗など第1類医薬品の場合は薬剤師による情報提供を受けて購入

「育毛剤は予防、発毛剤は発毛」と説明されることもありますが、実際には育毛剤にも「毛生促進」「発毛促進」という承認された効能があります。

そのため、言葉だけで二つを分けるよりも、医薬部外品と医薬品という分類の違い、配合されている有効成分、対象となる症状や目的、科学的根拠の違いを見ながら選ぶほうが正確です。

 

薄毛や抜け毛で医療機関への相談を考えたいとき

セルフケアを続けるだけではなく、医療機関への相談を考えたほうがよい場合もあります。

たとえば、短期間で急激に抜け毛が増えた、円形や局所的に髪が抜けている、頭皮に強い炎症やかゆみがある、以前と比べて明らかに薄毛が進行しているといった場合です。

脱毛の背景にはAGAや女性型脱毛症だけでなく、円形脱毛症や皮膚疾患、その他の身体的な要因が隠れていることもあります。

セルフケアは日常の状態を整えるために役立ちますが、診断の代わりにはなりません。「育毛剤を使い続ければ大丈夫」と決めつけず、変化が大きいと感じたときには皮膚科などへ相談することも選択肢に入れておきましょう。

 

頭皮ケアに育毛剤を取り入れるなら|ROOT BEAUTE スカルプ マッサージ ヘアエッセンス

日常の頭皮ケアに育毛剤を取り入れたい方の選択肢の一つが、綺和美(KIWABI)の「ROOT BEAUTE スカルプ マッサージ ヘアエッセンス」です。

ROOT BEAUTE スカルプ マッサージ ヘアエッセンスは、グリチルリチン酸ジカリウムとセンブリエキスを有効成分として配合した、医薬部外品の薬用育毛剤です。

育毛、毛生促進、発毛促進、養毛、薄毛、脱毛の予防、ふけ・かゆみの予防など、医薬部外品の育毛剤として認められた範囲の効能・効果を持っています。

特徴的なのは、頭皮に直接当てて使えるロールオンタイプの容器です。髪を分けながら頭皮に塗布し、指の腹でもみ込むようになじませることで、育毛剤の塗布と頭皮マッサージを一緒に行いやすい設計になっています。

アルコールと人工香料を使用しておらず、公式では男女兼用で、パーマやカラー、白髪染めをしている髪にも使用できると案内されています。

有効成分以外にも、マツエキスやチャエキス、アミノ酸、セラミドなど複数の成分が配合されています。ただし、植物由来成分や保湿成分が入っていることと、それらの成分によって発毛効果が証明されていることは別の話です。こうした成分については、頭皮を保湿し、健やかな状態に整えるための構成成分として捉えておくとよいでしょう。

 

ROOT BEAUTEはどんな人が検討しやすい?

ROOT BEAUTEは医薬品の発毛剤ではありません。そのため、すでに薄毛が明らかに進行しており、AGAなどの治療を目的としている場合には、育毛剤だけで対応しようとするより、医療機関や発毛剤を含めて検討する必要があります。

一方で、以前より髪のハリやコシが気になってきた、抜け毛が気になり始めた、毎日の頭皮ケアに育毛剤を取り入れてみたいという段階であれば、医薬部外品の育毛剤という選択肢があります。

ROOT BEAUTEは、ロールオンで頭皮に直接塗布できるため、「育毛剤をつける」という工程と「頭皮をマッサージする」という日々のケアを一つの習慣として取り入れやすいことが特徴です。

価格は通常1本6,980円(税込)です。定期購入についてはキャンペーンや購入ページによって条件が設定されているため、申し込み前に、その時点の価格、最低購入回数、解約条件、次回発送日などを公式ページで確認してください。

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まとめ

髪の変化が気になり始めると、育毛剤や発毛剤などさまざまな商品が目に入ります。しかし、大切なのは、名前や広告の印象だけで選ばないことです。

育毛剤は主に医薬部外品、発毛剤は医薬品として扱われており、制度上の位置づけや成分、期待できる効果の根拠も異なります。

日常的な頭皮ケアを整えながら育毛剤を取り入れる方法もあれば、薄毛の進行が気になる場合には発毛剤や医療機関を検討する方法もあります。

髪や頭皮の状態は人によって異なります。何か一つですべてを解決しようとするのではなく、自分が今どの段階にいるのかを見ながら、必要なケアを選んでいきましょう。

 

参考資料


厚生労働省「医薬部外品の効能又は効果の範囲」 https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000537052.pdf
公益財団法人日本医療機能評価機構 Mindsガイドラインライブラリ「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」 https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00458/
Koyama T, et al. “Standardized Scalp Massage Results in Increased Hair Thickness by Inducing Stretching Forces to Dermal Papilla Cells in the Subcutaneous Tissue.” ePlasty. 2016;16:e8. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4740347/

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