Wellness & Balance

心と身体の調和

攻めの休息、静かなる回復。自律神経のリズムを調える「積極的休養」のすすめ

疲れているから、休日はできるだけ動かずに過ごす。

長く眠り、ソファで横になり、何もせずに身体を休ませる。

それなのに、週明けの朝を迎えても、身体の重さや気分のだるさが残っていることがあります。

そんなとき、「休み方が足りなかったのだろうか」と思うかもしれません。

けれど、休息には、じっと身体を休ませる方法だけでなく、軽く身体を動かすことで疲労からの回復を促す方法もあります。

それが、「積極的休養」や「アクティブレスト」と呼ばれる考え方です。

散歩をする。

心地よい範囲でストレッチをする。

ぬるめのお湯にゆっくり浸かり、身体を温める。

無理のない動きや温浴を取り入れることで、長時間同じ姿勢で過ごした身体をゆるめ、活動から休息へ気持ちを切り替えやすくなります。

大切なのは、疲れている自分をさらに鍛えることではありません。

身体の状態に合わせて、「止まる休息」と「動く休息」を使い分けることです。

この記事では、現代の疲れを見つめながら、軽い運動や入浴を通して心身を整える方法と、休息を支えるアイテムの選び方をご紹介します。

※本記事はPRを含みます。

「止まる」だけでは回復しにくい疲れがある

疲労が強いときには、横になって身体を休めることが必要です。

睡眠不足や発熱、強い痛みがある日まで、無理に身体を動かす必要はありません。

一方で、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用によって生じた重だるさは、何もせずに過ごすだけでは、すっきりしないことがあります。

身体をほとんど動かさず、同じ姿勢を続けていると、肩や腰、脚などの筋肉がこわばりやすくなります。

仕事を終えたあとも、頭の中では予定や人間関係について考え続け、身体は休んでいるのに気持ちは活動したまま、ということもあるでしょう。

疲れは、単純な体力の消耗だけで生まれるものではありません。

考えること。

判断すること。

周囲へ気を配ること。

絶え間なく情報を受け取ること。

そうした目に見えない活動も、心身の負担になります。

だからこそ、疲れを感じたときには、ただ活動を止めるだけでなく、自分がどのように疲れているのかを確かめることが大切です。

眠気が強く、身体を起こしているのもつらいなら、睡眠や安静が必要です。

頭がいっぱいで、身体がこわばっているなら、軽く歩いたり、筋肉をゆっくり伸ばしたりする方が、心地よく感じられることもあります。

 

自律神経は、単純なオンとオフではない

私たちの心拍や呼吸、体温、消化などは、自律神経によって無意識のうちに調整されています。

自律神経には、活動時に働きやすい交感神経と、休息時に働きやすい副交感神経があります。

交感神経は悪いもの、副交感神経は良いもの、というわけではありません。

仕事や運動をするときには交感神経の働きが必要であり、食事や睡眠、身体の回復には副交感神経の働きが欠かせません。

大切なのは、どちらか一方だけを優位にすることではなく、生活の場面に応じて切り替わることです。

しかし、仕事を終えたあとも情報を追い続けたり、眠る直前まで考えごとをしたりしていると、活動から休息への切り替えが難しくなることがあります。

そのようなときに役立つのが、軽い運動や入浴、照明を落とすことなど、身体へ分かりやすい変化を与える方法です。

「もう休まなければ」と頭の中で言い聞かせるだけではなく、歩く速度をゆるめ、身体を温め、呼吸を穏やかにする。

そうした行動が、一日の活動を終えるための合図になります。

 

積極的休養とは、疲れない範囲で身体を動かすこと

積極的休養とは、散歩やストレッチなどの軽い運動を行いながら、心身の回復を促す休み方です。

もともとは、運動後のコンディションを整える方法として、スポーツの現場などで取り入れられてきました。

ただし、日常生活における積極的休養は、運動能力を高めるための厳しいトレーニングではありません。

息が上がらず、会話ができるくらいの強さで身体を動かし、終えたあとに少し心地よく感じられる程度が基本です。

長時間座り続けた日の散歩。

肩や背中をゆっくり動かすストレッチ。

家事の合間に行う軽い体操。

こうした穏やかな動きでも、同じ姿勢でこわばっていた筋肉を動かし、気分を切り替えるきっかけになります。

また、軽く身体を動かしている間は、仕事や人間関係について考え続けていた注意が、足裏や呼吸、周囲の景色へと移っていきます。

頭の中だけで過ごしていた一日から、身体の感覚へ戻る。

それも、積極的休養がもたらす大切な時間です。

 

疲れた日に試したい、やさしいアクティブレスト

積極的休養は、頑張って行うほど良いわけではありません。

疲労の程度やその日の体調に合わせて、無理なく選びましょう。

 

十五分ほど、ゆっくり歩く

デスクワークが続いた日には、帰宅前や夕方に、十五分ほど歩いてみましょう。

速く歩く必要はありません。

足の裏が地面に触れる感覚や、腕が自然に揺れる様子、外の空気の温度を感じながら、自分にとって心地よい速度で歩きます。

夜遅い時間に強度の高い運動を行うと、かえって目が冴える場合があります。

眠る前に取り入れるなら、身体が熱くなりすぎない、穏やかな散歩にとどめましょう。

 

肩と背中を、呼吸に合わせて動かす

椅子へ座ったまま、両肩をゆっくり持ち上げます。

息を吐きながら、肩の力を抜いて下ろします。

次に、両手を身体の前で組み、背中を軽く丸めながら腕を前へ伸ばします。

肩甲骨の間が広がる感覚を確かめたら、無理のない位置で数秒保ちます。

痛みを我慢して深く伸ばす必要はありません。

「少し気持ちよい」と感じる範囲で行いましょう。

 

ふくらはぎを動かす

立った状態で壁や椅子へ手を添え、かかとをゆっくり上げ下げします。

長時間座り続けた日や、立ち仕事で脚の重さを感じるときにも取り入れやすい動きです。

バランスに不安がある場合は、無理に行わず、座ったまま足首を回したり、つま先とかかとを交互に上げたりしても構いません。

 

音楽に合わせて、身体を小さく揺らす

運動を始めることに負担を感じる日は、好きな音楽を一曲流し、立ったまま身体をゆっくり揺らすだけでもよいでしょう。

腕や肩を自由に動かし、決まった形に合わせようとせず、身体が動きたがる方向へ小さく動かします。

運動を成果に変えず、頭から身体へ意識を戻す時間として楽しんでみてください。

 

動く休息と、止まる休息を使い分ける

積極的休養は、すべての疲れに適しているわけではありません。

身体を動かすことで心地よくなる疲れもあれば、安静や睡眠を優先した方がよい疲れもあります。

例えば、長時間座ったことによる身体のこわばりや、考えごとで気持ちが切り替わらないときには、軽い運動が役立つことがあります。

一方で、発熱、強い痛み、めまい、息苦しさ、感染症が疑われる症状、著しい睡眠不足などがある場合には、運動を控えて休むことが必要です。

運動した翌日に筋肉痛や疲労が強く残っているときも、さらに身体を追い込むのではなく、睡眠や栄養、安静を優先しましょう。

「休むなら動かなければならない」と、新たな義務にする必要はありません。

今日の自分には、散歩と昼寝のどちらが必要なのか。

ストレッチをしたいのか、何もせず横になりたいのか。

その都度、身体の声を確かめながら選ぶことが大切です。

 

入浴で、活動から休息へ切り替える

軽い運動とともに取り入れやすいのが、湯船に浸かることです。

入浴には、身体を温め、こわばった筋肉をゆるめる温熱作用があります。

お湯の浮力によって身体にかかる重さが軽く感じられ、入浴そのものが一日の緊張を手放す時間にもなります。

 

熱すぎないお湯に、無理なく浸かる

夜の休息を目的にするなら、熱いお湯で短時間に身体を刺激するよりも、三十八度から四十度ほどの入りやすい温度を目安にするとよいでしょう。

十数分ほどを目安に、苦しくなる前に上がります。

心地よい温度や入浴時間には個人差があります。

汗を大量にかくことや、長く我慢して浸かることを目的にしないでください。

 

就寝までに、身体の熱をゆっくり逃がす

眠りにつく頃には、身体の内部の温度が下がっていくことが、自然な睡眠の流れと関係しています。

入浴で身体を温めたあと、すぐに布団へ入るのではなく、照明を落とした部屋で穏やかに過ごしながら、身体の熱がゆっくり落ち着くのを待ちましょう。

ただし、入浴のタイミングや温度への反応には個人差があります。

湯上がりに目が冴える方や、寝る直前の入浴で暑さが残る方は、就寝より少し早い時間へ移してみてください。

 

水分補給を忘れない

入浴の前後には、水やお茶などで水分を補いましょう。

飲酒後の入浴や、体調がすぐれないときの長風呂は避けてください。

心臓や血圧に関する持病がある方、妊娠中の方、高齢の方などは、入浴方法について医師へ相談した方がよい場合があります。

 

休息を支える道具は、目的に合わせて選ぶ

軽い運動や入浴を続けるために、道具を取り入れる方法もあります。

ただし、リカバリーアイテムを使えば、睡眠不足や過度な疲労が帳消しになるわけではありません。

道具は、身体が休みやすい環境をつくるための補助として考えましょう。

製品を選ぶときには、印象的な広告表現だけでなく、どのような目的で使うものなのか、使用方法や注意点は何かを確認することが大切です。

 

入浴の時間を整える、中性重炭酸入浴剤

BARTH 中性重炭酸入浴料

BARTHは、重炭酸を含む錠剤タイプの入浴料です。

お湯へ溶かして入浴することで、温浴効果による血行促進や疲労回復、肩こり、冷えなどへの効能が表示されています。

入浴料が直接身体を治療するものではありませんが、湯船へ浸かる習慣をつくり、身体を温める時間を持つきっかけにはなります。

一日の終わりに入浴料を用意し、お湯の感触を確かめながら、いつもより少し丁寧に身体を休ませる。

その一連の流れを、活動から休息へ切り替える合図として取り入れてみましょう。

製品に記載された使用量や入浴方法を守り、肌に異常を感じた場合は使用を中止してください。

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着替えることを、休息の合図にする

TENTIAL BAKUNE リカバリーウェア

BAKUNEは、遠赤外線を利用した機能性繊維を使用し、血行促進による疲労回復や筋肉のこりの改善などを目的としたリカバリーウェアです。

衣類を着るだけで、すべての疲労が解消されるわけではありません。

けれど、仕事着から身体を締めつけにくい部屋着へ着替えることは、それ自体が一日の役割を終えるための区切りになります。

肌触りや動きやすさ、暑さや寒さの感じ方は人によって異なります。

機能だけで選ぶのではなく、自分が無理なく着続けられるサイズや素材かどうかを確かめましょう。

医療機器として届け出られている製品についても、使用目的や注意事項を確認し、体調に不安がある場合には医療機関へ相談してください。

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休日に取り入れたい、回復のための小さな流れ

休日を丸一日寝て過ごしても、かえって身体が重く感じる方は、休息の中へ少しだけ動きを加えてみましょう。

 

朝は、いつもと大きく違わない時間に起きる

平日の睡眠不足を補うために長く眠ることが必要な日もあります。

ただ、昼過ぎまで眠ると生活のリズムが大きくずれ、夜に寝つきにくくなる場合があります。

いつもより少しゆっくり起きる程度にとどめ、カーテンを開けて朝の光を取り入れましょう。

 

午前中に、短い散歩をする

起きたあとに身体の重さが残っているなら、無理のない範囲で外を歩きます。

目的地を決めず、十分から二十分ほど、周囲の景色を眺めながら歩くだけでも構いません。

 

午後は、横になる休息も取り入れる

積極的休養を行ったからといって、一日中動き続ける必要はありません。

散歩や家事のあとは、ソファで身体を休めたり、短い昼寝をしたりして、止まる休息も組み合わせます。

昼寝が長すぎると夜の睡眠へ影響することがあるため、まずは十五分から二十分ほどを目安にしましょう。

 

夜は、入浴で一日を閉じる

ぬるめのお湯に浸かり、肩や脚をゆるめます。

湯上がりには強い光や情報を避け、温かい飲み物を味わったり、静かな音楽を聴いたりしながら、眠る準備へ移りましょう。

 

疲れが続くときは、セルフケアだけで抱え込まない

軽い運動や入浴、睡眠を意識しても、疲労が改善しないことがあります。

十分に眠っているのに、日中も強い眠気が続く。

少し身体を動かしただけで、極端に疲れてしまう。

動悸や息切れ、めまい、痛み、発熱などを伴っている。

気分の落ち込みや意欲の低下が続き、仕事や家事に支障が出ている。

このような場合には、「休み方が下手だから」と考えず、医療機関へ相談してください。

貧血や甲状腺の病気、睡眠障害、感染症、心身の不調など、疲れの背景に治療が必要な状態が隠れていることもあります。

休息とは、自分だけで何とかすることではありません。

必要なときに専門家を頼ることも、自分の身体を守るための大切な選択です。

 

休むことは、明日のために自分を整えること

積極的休養という言葉には、「疲れていても動かなければならない」という意味はありません。

何もせずに休むことが必要な日もあれば、軽く身体を動かした方が心地よい日もあります。

その違いを感じ取り、自分の状態に合う休み方を選ぶことが、本当の意味での積極性です。

疲れている日は、十五分だけ外を歩く。

肩や背中をゆっくり伸ばす。

ぬるめのお湯に浸かり、身体が温まった感覚を味わう。

そして、動いたあとはきちんと止まり、眠る時間を確保する。

休息は、活動できない自分を責めながら過ごす時間ではありません。

今日まで働いてきた心身へ目を向け、次の一日を無理なく迎えるための時間です。

ただ止まるだけでは、気持ちが切り替わらない夜もあります。

そんな日には、自分を追い込まない程度に身体を動かし、滞っていた感覚をやさしくほどいてみてください。

静かな散歩も、穏やかなストレッチも、温かな入浴も、すべては自分をさらに頑張らせるためではなく、きちんと休ませるためにあります。

今の自分に必要な休息を選び取ること。

その小さな習慣が、心身のリズムを守り、明日へ向かう力をゆっくりと育ててくれるでしょう。

  

参考資料


科学の視点で読み解く身体と心の疲労回復 第9回 アクティブレスト(積極的休養)のすすめ – 厚生労働省 https://www.jeed.go.jp/elderly/data/elder/q2k4vk0000033yyv-att/q2k4vk0000033zmp.pdf

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