
ファンデーション・下地・コンシーラーの違いとは?ベースメイクをシンプルにする方法
日焼け止めを塗って、化粧下地を重ね、ファンデーションをのせる。気になるところにはコンシーラーを使い、最後にフェイスパウダーで仕上げる。ベースメイクにはいくつものアイテムがあり、毎朝なんとなく順番どおりに使っているうちに、「そもそも、これは全部必要なのだろうか」と感じることがあります。
もちろん、一つひとつにはそれぞれ役割があります。ただし、すべてを毎日使わなければならないわけではありません。大切なのは、決められた工程をこなすことよりも、それぞれが何をするものなのかを知り、自分の肌や求める仕上がりに合わせて選ぶこと。ベースメイクの役割がわかると、毎朝のメイクはもう少しシンプルに考えられるようになります。
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ベースメイクには、なぜいくつもの工程があるの?
日焼け止め、化粧下地、ファンデーション、コンシーラー、フェイスパウダー。これだけ種類が分かれているのは、それぞれが違う役割を担っているからです。
日焼け止めは紫外線から肌を守り、化粧下地はファンデーションをのせる前の肌を整える。ファンデーションは肌全体の色むらを整え、コンシーラーは気になる部分をピンポイントでカバーします。そしてフェイスパウダーは、ベースメイクの表面や質感を整えるために使われます。
こうして見ると、それぞれに意味があることがわかります。一方で、これは「5種類すべてを必ず使う」という意味ではありません。最近では、一つの製品が複数の役割を兼ねるものも増えています。まずは、それぞれの違いをもう少し詳しく見ていきましょう。
日焼け止め|紫外線から肌を守る
日焼け止めの役割は、紫外線から肌を守ることです。パッケージでよく目にする「SPF」と「PA」は、どちらも紫外線防止効果を示す指標ですが、意味は異なります。
SPF(Sun Protection Factor)は、主にUVBによる赤みを伴う日焼け(サンバーン)を防ぐ効果の程度を示します。PA(Protection Grade of UVA)はUVAを防ぐ効果を示し、「PA+」から「PA++++」までの4段階で表示されます。
「SPF50なら50時間もつ」という意味ではありません。実際の紫外線防止効果は、紫外線の強さだけでなく、塗る量や汗などによっても変わります。また、現在は日焼け止め機能を備えた化粧下地やファンデーションも多くあります。紫外線対策をどのアイテムに担わせるのかも、ベースメイクを組み立てるときのポイントです。
化粧下地|ファンデーションの前に肌を整える
化粧下地は、ファンデーションをのせる前に使うアイテムです。一口に下地といっても、その役割は製品によってさまざま。肌表面をなめらかに見せるもの、色むらを補正するもの、皮脂による崩れを抑えることを意識したもの、乾燥しやすい肌に合わせて保湿を重視したものなどがあります。
つまり、「下地」という一つの決まった機能があるというより、ファンデーションを使う前の肌を、その人が求める状態へ整えるアイテムと考えるとわかりやすいでしょう。日焼け止め機能を備えた化粧下地なら、紫外線対策と下地の役割を一つにまとめることもできます。
ファンデーション|肌全体の色むらを整える
ファンデーションは、肌に近い色を顔全体にのせ、色むらや気になる部分を目立ちにくくしながら、肌を均一に見せるためのメイクアップアイテムです。パウダー、リキッド、クリーム、クッション、スティックなどさまざまな形状があり、同じファンデーションでも質感やカバー力、使い心地は大きく異なります。
ここで覚えておきたいのは、必ずしも顔全体をしっかり覆う必要はないということです。肌全体を薄く整え、気になる部分だけ別のアイテムで補う方法もあります。反対に、ファンデーションだけで好みの仕上がりになるなら、それ以上の工程を増やす必要もありません。
コンシーラー|必要なところだけをカバーする
コンシーラーは、クマやシミ、色むらなど、ファンデーションだけではカバーしにくい部分へ局所的に使うアイテムです。気になる部分を隠そうとしてファンデーションを何度も重ねると、顔全体まで厚く見えてしまうことがあります。
そこで、ファンデーションは必要な範囲に薄く使い、もう少しカバーしたい場所だけコンシーラーで補う。こうすると、顔全体の厚塗りを避けながら仕上がりを調整できます。反対に、特にカバーしたい部分がなければ、コンシーラーを使わないという選択もできます。
フェイスパウダー|仕上がりの質感を整える
フェイスパウダーは、ベースメイクの仕上げに使われるアイテムです。皮脂やべたつきを抑え、表面をさらっと見せたり、仕上がりの質感を整えたりするときに役立ちます。
ただし、これも必須ではありません。ツヤのある仕上がりを残したければ使わない方法もありますし、皮脂が気になるTゾーンなどにだけ使うこともできます。「最後は必ずパウダー」というよりも、どんな質感に仕上げたいかによって使い分けるものと考えると、ベースメイクの自由度が広がります。
ベースメイクは全部使わなくてもいい
それぞれの役割を見ていくと、ベースメイクに多くのアイテムがある理由がわかります。けれども、役割が違うことと、すべてが必要であることは別です。
乾燥しやすいのか、皮脂が気になるのか。自然な仕上がりが好きなのか、しっかりカバーしたいのか。外で長時間過ごすのか、近所への外出なのか。朝のメイクにどれくらい時間を使いたいのか。その日の肌や生活によって、必要なものは変わります。
たとえば、UVカット機能のある下地とファンデーションだけで済ませる日があってもいいでしょう。肌全体には軽いベースだけを使い、気になるところだけコンシーラーを使う方法もあります。工程を減らすことは、メイクを雑にすることではありません。自分に必要な役割がわかっていれば、使わないものを選ぶことも、ベースメイクの一つの組み立て方です。
ベースメイクをもっとシンプルにする方法
朝の工程そのものを減らしたいなら、一つで複数の役割を担うアイテムを選ぶ方法があります。日焼け止め機能を備えた化粧下地やファンデーション、BB・CCクリーム、多機能型のファンデーションなど、現在のベースメイクにはさまざまな選択肢があります。
こうした製品の良さは、単に「時短になる」ことだけではありません。自分が必要としている機能が一つの製品にまとまっていれば、何種類ものアイテムを重ねなくてもベースメイクを組み立てられます。
一方で、細かな色補正やカバー力、質感を一つずつ調整したい人には、従来どおり複数のアイテムを組み合わせる方法が向いています。どちらが正しいというものではなく、どこまで一つにまとめたいかで選ぶとよいでしょう。
5つの役割を1本にまとめた「1本でパウダーまで終わるファンデーション」
ベースメイクの工程をできるだけシンプルにしたいときの選択肢として、HACKTICK(ハックティック)の「1本でパウダーまで終わるファンデーション」があります。「1本でパウダーまで終わるファンデーション」は、日焼け止め・化粧下地・ファンデーション・コンシーラー・フェイスパウダーの5つの機能を1本にまとめたスティック型のベースメイクです。
SPF50+/PA++++で、カラーはライト・ナチュラル・オークルの3色。使うときはスティックを3mm程度繰り出し、額・鼻・頬・あごへ線を描くように直接塗り、指やスポンジで顔の中心から外側へなじませます。気になる部分には重ね塗りすることもできます。
特徴的なのは、肌へなじませるとバーム状の質感からパウダリーな質感へ変化する設計です。仕上げのフェイスパウダーまで一つにまとめているため、スキンケア後のベースメイクを一つのアイテムで済ませたい人にも使いやすい設計になっています。
加水分解シルク、セラミドNP、ヒアルロン酸Na、ツボクサ葉/茎エキス、加水分解コンキオリンという5種類のうるおい成分を配合。さらに、皮脂吸着成分としてシリカも配合されています。
もちろん、5つの役割がまとまっているからといって、すべての人がほかのアイテムを必要としなくなるわけではありません。シミや色むらなどをもう少しカバーしたい場合は、気になる部分へ重ね塗りをしたり、必要に応じてコンシーラーなどを組み合わせたりすることもできます。公式でも、シミなどの濃さによってカバーの程度は変わると案内されています。
「毎朝いくつものアイテムを使うのは大変だけれど、ベースメイクはきちんと整えたい」という人なら、こうした多機能タイプから自分に合うものを探してみるのも一つの方法です。
→ 5つの機能がこの1本に『1本でパウダーまで終わるファンデーション』の詳細を公式サイトで確認する
まとめ|必要な役割からベースメイクを選ぼう
ベースメイクにはたくさんのアイテムがありますが、それぞれの役割を理解すると、すべてを毎日使う必要はないことが見えてきます。紫外線から肌を守りたい。色むらを整えたい。気になる部分だけカバーしたい。さらっと仕上げたい。まず、自分がベースメイクに何を求めているのかを考えてみる。それから必要なアイテムを選べば、工程は自然に整理されていきます。
一つずつ組み合わせる日があっても、複数の役割を一つにまとめる日があっても構いません。毎朝のメイクを「何を使わなければならないか」ではなく、「今日は何が必要か」から考えてみると、自分に合ったベースメイクはもう少し見つけやすくなるはずです。
参考資料
日本化粧品工業会「気になる紫外線用語CHECK!」 https://www.jcia.org/user/public/uv/glossary
日本化粧品工業会「紫外線防止」 https://www.jcia.org/user/business/guideline/uvprotection
資生堂「『下地』と『ファンデ』はどう違うの?」 https://www.shiseido.co.jp/foundation100/answer/q06.html