
ナイアシンアミドとは?シワ改善・美白の働きとスキンケアでの取り入れ方
美容液やクリームを選んでいると、「ナイアシンアミド配合」という表示を目にすることがあります。シワ改善や美白をうたう商品に使われている一方で、一般的な化粧品の保湿・整肌成分として配合されていることもあり、同じ成分なのに何が違うのか、少しわかりにくいところがあります。
ナイアシンアミドそのものは、以前から化粧品に使われてきた成分です。ただし、日本では「化粧品」と「医薬部外品」で扱いが異なり、ナイアシンアミドが入っているからといって、すべての商品がシワ改善や美白をうたえるわけではありません。
成分の特徴だけでなく、この違いまで知っておくと、スキンケアを選ぶときに「ナイアシンアミド配合」という言葉だけに左右されにくくなります。どのような成分なのか、現在わかっていることから整理してみましょう。
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ナイアシンアミドとは
ナイアシンアミドは、ビタミンB3の一種です。「ニコチン酸アミド」とも呼ばれ、化粧品や医薬部外品をはじめ、さまざまな分野で利用されています。
ビタミンB3にはナイアシンアミドのほかにニコチン酸があり、どちらも体内ではビタミンとして働きます。ただし性質には違いがあります。ニコチン酸は多量に摂取した場合に皮膚が赤くなる「ナイアシンフラッシュ」を起こすことがありますが、ナイアシンアミドではこの作用が起こりにくいことが知られています。
スキンケアでは、肌を整えたり、うるおいを保つための成分として幅広く使われています。さらに一定の条件を満たした医薬部外品では、シワ改善や美白の有効成分として使われていることも、ナイアシンアミドの特徴です。
なぜスキンケアに使われているのか
ナイアシンアミドについては、皮膚への働きを調べた研究が以前から行われています。たとえば、5%のナイアシンアミドを配合した製剤を用いた臨床研究では、一定期間の使用によって、細かなシワや色ムラなどの外観に変化がみられたことが報告されています。
また、角層の水分保持など、肌のうるおいに関係する働きについても研究されています。そのためナイアシンアミドは、「シワだけの成分」「美白だけの成分」というより、肌を整える目的を含めて幅広い処方に採用されている成分と考えたほうが実態に近いでしょう。
ただし、研究でナイアシンアミドに一定の作用が確認されていることと、市販されているすべてのナイアシンアミド配合化粧品で同じ結果が得られることは別です。配合量や処方、ほかの成分との組み合わせ、使用方法などは製品ごとに異なります。
ナイアシンアミドと「シワ改善」の関係
日本で販売されているスキンケア商品の中には、ナイアシンアミドを有効成分として配合し、「シワ改善」を効能として認められた医薬部外品があります。
ここで覚えておきたいのは、成分表にナイアシンアミドと書かれているだけで、その商品に「シワ改善」の効能が認められているわけではないことです。一般的な化粧品に保湿・整肌目的でナイアシンアミドを配合することもできるため、同じ成分名でも商品の位置づけは異なります。
シワ改善を目的に選ぶのであれば、「ナイアシンアミドが入っているか」だけを見るのではなく、その商品が医薬部外品であり、シワ改善の効能を持つ製品として販売されているかまで確認するとわかりやすくなります。
「美白」は、肌そのものを白くするという意味ではない
ナイアシンアミドは、美白有効成分として配合されることもあります。
化粧品や医薬部外品で使われる「美白」という言葉は、肌を漂白したり、本来の肌色より白くしたりするという意味ではありません。医薬部外品では一般に、「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」という予防的な意味で使われます。
そのため、「美白化粧品を使えば、すでにあるシミが消える」と理解するのは正確ではありません。紫外線対策など日々のケアと組み合わせながら、これから生じるシミやそばかすを防ぐためのスキンケアの一つとして考えるのが適切です。
同じナイアシンアミド配合でも違う|化粧品と医薬部外品
ナイアシンアミドの商品を選ぶときに知っておきたいのが、「化粧品」と「医薬部外品」の違いです。
一般的な化粧品では、肌を清潔にする、整える、うるおいを与えるといった範囲で商品が設計されています。一方、医薬部外品は、有効成分を配合し、承認された範囲の効能・効果を表示できる製品です。
そのため、ナイアシンアミドを配合した一般化粧品と、ナイアシンアミドを有効成分とする医薬部外品は、成分名だけを見ると似ていても同じものではありません。
これは「医薬部外品のほうが、すべての面で優れている」という意味でもありません。保湿を重視するのか、使用感を重視するのか、シワ改善や美白という承認された効能を目的にするのかによって、選ぶ基準は変わります。
ナイアシンアミドはどう取り入れる?
ナイアシンアミドは美容液、化粧水、クリーム、オールインワンジェルなど、さまざまな形の商品に配合されています。朝にも夜にも使われる成分ですが、実際の使用回数や順番は、選んだ製品の説明に従うのが基本です。
インターネットでは「ナイアシンアミドとビタミンCは一緒に使えない」といった情報を見かけることがありますが、一般的な化粧品の使用において、一律に併用できないと考える必要はありません。ただし、複数の美容成分を一度に取り入れるほど、肌の状態によっては刺激を感じる可能性もあります。
初めて使う商品では少量から試し、赤みやかゆみ、刺激などが現れた場合は使用を中止しましょう。敏感肌の方や、治療中の皮膚疾患がある方は、必要に応じて皮膚科医へ相談してください。
また、ナイアシンアミドは「高濃度なら高濃度なほどよい」と単純に考える必要もありません。配合濃度だけでなく、製品全体の処方や使用感、自分の肌との相性、継続しやすさまで含めて選ぶことが大切です。
シワ改善と美白を一つのケアに取り入れたいなら|シンピスト
ナイアシンアミドを取り入れる方法の一つとして、成分を有効成分として配合した医薬部外品を選ぶ方法があります。その一例が、北の快適工房の「シンピスト」です。
シンピストは、有効成分としてナイアシンアミドを配合した医薬部外品のオールインワンジェルです。「シワを改善する」ことと、「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」ことの両方を効能としているため、一つのアイテムでシワ改善と美白のケアを取り入れたい方に向いています。
内容量は90g。朝と夜の1日2回を目安に、洗顔後の肌へなじませて使用します。導入液・化粧水・乳液・美容液・クリーム・パック・スポットケア・ネックケアという8つの役割をまとめたオールインワンタイプなので、スキンケアの工程を増やしたくない場合にも取り入れやすい設計です。
もちろん、必ずシンピストだけでスキンケアを完結させる必要はありません。公式では、ほかのアイテムと併用する場合、「化粧水・美容液→シンピスト→乳液・クリーム」という順番が案内されています。肌の乾燥具合などに合わせて、自分に必要なものを組み合わせることができます。
公式では、有効成分の浸透性に着目した独自の製法についても紹介されています。ただし、こうした説明はシンピストという製品の処方・設計についてメーカーが示しているものであり、ナイアシンアミドを配合した化粧品すべてに当てはまるものではありません。この記事では、医薬部外品として認められている効能と、メーカー独自の技術説明を分けて捉えています。
通常価格は4,864円(税込)。公式サイトでは初回価格が設定された定期コースも用意されています。定期コースの価格や購入条件は変更される可能性があるため、申し込み前に最新の内容を確認してください。
→ 【医薬部外品】肌の奥から対策する話題のオールインワンジェル『シンピスト』の詳細を公式サイトで確認する
まとめ
ナイアシンアミドは、ビタミンB3の一種で、保湿・整肌を目的とした一般的な化粧品から、シワ改善や美白を効能とする医薬部外品まで、幅広いスキンケア商品に使われています。
大切なのは、「ナイアシンアミド配合」という言葉だけで商品の効果を判断しないことです。何のために配合されているのか、一般化粧品なのか医薬部外品なのか、どのような効能が認められているのかを見ることで、自分の目的に合った商品を選びやすくなります。
成分の種類や濃度だけを追いかけるよりも、毎日の肌の状態を見ながら、無理なく続けられるものを選ぶこと。それも、スキンケアを自分に合ったものへ整えていくための大切な視点です。
参考資料
Bissett DL, et al. “Topical niacinamide reduces yellowing, wrinkling, red blotchiness, and hyperpigmented spots in aging facial skin.” International Journal of Cosmetic Science. 2004 https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1467-2494.2004.00228.x
Bissett DL, Oblong JE, Berge CA. “Niacinamide: A B Vitamin that Improves Aging Facial Skin Appearance.” Dermatologic Surgery. 2005 https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1524-4725.2005.31732
Scientific Reports “Niacinamide and its impact on stratum corneum hydration and structure.” 2025 https://www.nature.com/articles/s41598-025-88899-0